編集部メンバーが語る、私の「いち推し記事」はこれだ!/math channelマガジン2周年記念特別企画

いつもmath channelマガジンをご愛読いただき、誠にありがとうございます。

2021年10月1日に創刊したmath channelマガジンは、おかげさまで2周年を迎えました!
これもひとえに、いつもご愛読いただいている読者の皆さまのおかげです。

2周年の感謝を込めて、特別企画をお送りします!

編集部メンバーが自分の「いち推し」記事を語る!

遡ること1年前。
「1周年記念」の際には、こんな記事を公開しました。

これまで公開された全ての記事の中で「お気に入りベスト3」を、編集メンバーにそれぞれ選んでいただきました。

2周年である今回は……
自分が書いた記事の中で「いち推し」は??
をテーマに、7人の編集メンバーに「マイ ベスト 記事」を選んでもらいました!

実はこの内容で10月4日にYouTubeライブを配信しました。

YouTubeライブでのワンシーン

たくさんの反響をいただいたこちらの内容を、math channelマガジンの記事としても紹介してまいります!
では、さっそく行ってみましょう。

編集部メンバー①タッキー先生(滝澤 幹 たきざわ かん)

まず登場するのはこの方。
「タキザワ流、合格力がつく!中学受験算数ガイド」を連載中、中学受験算数指導歴30年の滝澤幹先生。

中学受験算数ナビゲーターのタッキー先生こと滝澤幹

タッキー先生(滝澤 幹 たきざわ かん)
<profile>
御三家筑駒中学受験専門塾にて指導歴30年。「算数の楽しさは正解だけではない」「すべての小学生に算数の難問を解く楽しさを知ってほしい」と思い、math channnelに参加。算数表現力ゼミを主催。

これまで20本の記事を執筆してきた滝澤先生が「いち推し」するMy記事は、こちら!

滝澤先生のコメント

中学受験算数ナビゲーターの滝澤です。マスチャンネルマガジンの私が書いた記事の中で、やはり私が思い出深いのは西暦シリーズです。

2022年の問題では、その年の入試で市川中学、渋谷教育学園渋谷中学の2校でそっくりの問題が出題されました。
これは2021年に他の中学で出題された問題をアレンジしたものでしたが、出題する側としての考え方を書くことに力を入れました。

大変嬉しかったので、2023年も挑戦してみたのですが、似たような問題を出した中学はなく悔しい思いをしました。2024年に向けてもそろそろ考え始めようとおもいます。

今年は特に問題を作る楽しさを伝えられたらなと思います。
2024という数字の特徴を色々考えて、その特徴をうまく使った問題を皆さんも考えてみませんか? いい問題ができたら、マスチャンネルあてに送っていただけたら、また私の記事で紹介させて頂きたいです。

一緒に2024の問題を予想してみませんか?

編集部メンバー②河野梓(ずーさん)

2人目は、「おうちで今すぐ実践できる!ずーさんの算数子育て術」を連載中のずーさんこと河野梓です。

考えぬく力を育てる 教えてくれない算数パズル塾Pazoo 主宰するずーさんこと河野梓/photo by 大江香子

河野梓(ずーさん)
<profile>
考えぬく力を育てる 教えてくれない算数パズル塾Pazoo 主宰。 学年や教科書内容に囚われず、算数の感覚がつかめる問題や試行錯誤を楽しむ問題を作成し、『難しい問題はラッキー』を合言葉に教室を運営している。 その他、「生きる力を育む」をコンセプトにした塾や地域の子育て支援などを通して、日々子どもと戯れている人。 math channelではコンテンツ制作に関与し、算数パズルやクイズのネタを探っている。 早稲田大学商学部卒。中3、小6&小3の子どもを育てる3児の母

好評連載中の「おうちで今すぐ実践できる!ずーさんの算数子育て術」を中心にこれまで14本の記事を書いてきたずーさんが選んだ「Myいち推し」記事は、こちらです!

ずーさんのコメント

読み返したら文章が長くてくどーい(笑)、他のもう少し上手にかけた記事を紹介するべきかとも思ったのですが、シンプルに一番伝えたい記事だったので選びました!

末っ子が10歳をすぎて3児の子育ても後半戦にさしかかっている私が、これまでで「子育てと算数って通じるところがあるな」と感じた部分を書いています。
どうしたら考える子に育つかな? 自律できるように我が子をアシストするにはどんな接し方がいいのかな? と思っている親御さんのヒントになれば幸いです!
それが、算数ができるようになるヒントにもなっています。

また、続きがvol.12としてUPされているので、そちらも良かったらご覧ください♪

いやあ、「教えてあげる」って、「善の行為」に思えるんですけどね……それで得しているのは、実は教えてもらう方ではなく教えてあげる方だよねってケース、ありますよね……

編集部メンバー③しっしー(宍倉 一徳)

お次はこの方。「しっしー先生のmath×Englishコラボ談義」を連載中のしっしー先生です。

しっしー(宍倉 一徳)
しっしー先生

しっしー(宍倉 一徳)
<profile>
学習塾、中学校、高等学校などで英語指導の経験あり。教育心理学、CLIL(内容言語統合型学習)・教科横断型学習などに関心があります。 math channelの提供する「楽しい」×「算数」という新しい教育の形に惹かれてメンバーに。これまで算数のコンテンツ制作やアフタースクール講師を担当。math channel magazineでは、ライターとして、教育に携わる方々に少しでも役立つコラムを執筆するために奮闘中。好きなかけ算九九は「4×4=16」。

連載中の「しっしー先生のmath×Englishコラボ談義」や「しっしー先生の探究ノートの」など、これまで17本の記事を執筆してきたしっしー先生の「My推し記事」はこちらです!

しっしー先生コメント

私の「いち推しMy記事」は、「英語と算数・数学をコラボレーションさせる意義って?」(math ×Englishコラボ談義Vol.3)です。

例えばパフェを食べる時、まずアイスだけで食べるのが好きな人もいれば、アイスとクリームやフレークを混ぜて食べるのが好きな人もいます。「学ぶこと」も同じで、味わい方は様々だと思うんです。

算数と英語、2つの教科を組み合わせることで、きっと新しい発見があるに違いありません。もっと算数に興味が湧いたり、理解が深まると思います。
例えば英語で「face」「product」「net」といえば何のことだと思いますか?
顔? 製品? インターネット?
…..算数では全く違う意味で用いられます。気になった方はぜひ記事を読んでみてください。

算数×英語という切り口でこれまで8本執筆しましたが、私自身も記事制作の過程で英語と算数への理解が深まったなと感じています。
教員や保護者の方にぜひ読んでいただきたいです。新たな学びの世界にお連れします!

編集部メンバー④みうら(三浦 章)

4人目は、math channelマガジンが誇る数学博識王、みうら(三浦 章)です。

math channelマガジンが誇る数学博識王:三浦 章

みうら(三浦 章)
<profile>
東京工業大学大学院修士課程を修了後、通信キャリヤで30年ほど通信サービスの研究実用化に従事。15年ほど前に、大学教員に転身。情報システム、数学、問題解決フレームワーク等を教えてきました。5年ほど前から地元公民館で月2回程度市民向け数学教室も開催しています。近頃は数学的背景のあるパズルに興味があり、その内容の発信にも関心があります。博士号(工学)、高校教員免許(数学)あり。

アクセスランキングでトップを誇る『一筆書き「できる・できない」を完全攻略!解き方の必勝法も』など、これまで10本の記事を執筆してきたみうらが選ぶ「いち推しMy記事」はこちらです。

みうらコメント

これまでに10本の記事を執筆しました。
その中で一番印象的なのは、第4回と5回に掲載したパズル『ナイトの交換』です。

このパズルはどうやって解いたらよいのか、つかみ所のない問題です。
初めて取り組む人には少し難解に見えるかもしれません。そして、何となくフィーリングで試行錯誤して解くことになりがちです。

しかし、私がご紹介したアプローチを試すと、非常にシンプルに論理的な方法で解くことができます。

これはグラフ理論という学問のほん一部を適用したものです。
学生時代に学ぶ機会はあったものの、あまり魅力を感じず、ほとんど勉強しなかったことを後悔しています。

このグラフ理論は、現実の生活で幅広く応用できる強力なツールです。パズルを解くだけでなく、日常の問題解決にも役立つことでしょう。皆さんにもぜひ学んでみることをお勧めします。

編集部メンバー⑤ほん(洪愛舜)

5人目は、math channelマガジンデスクの「ほん」こと洪愛舜が登場します。

教育ライターでmath channelマガジンデスク:洪愛舜

ほん(洪愛舜)
<profile>
math channelマガジンデスク担当。育児・教育ライター/編集者。math channelお手伝いライター。立命館大学理工学部を卒業後、出版社勤務を経てフリーの編集・ライターに。特に育児・教育系の雑誌やwebメディアの企画、構成、取材、執筆や、書籍の編集・執筆に携わる。小学生1女1男2児の母。実は子どもがmath channelの講座を受講する保護者でもある。

実録ルポ「小2息子と、フェルミ推定で遊んでみた」やメンバーインタビューなど、これまで16本の記事を手掛けてきたほんが選んだ「いち推しMy記事」はこちらです。

ほんコメント

子育て・教育ライターとして、親子のコミュニケーションや子育て、教育、子どもの発達など様々な子育て・教育分野の専門家に取材し、原稿を執筆してきました。
その中で私が特に興味を持ったのが、「子どもの心の発達」についてです(実はもともと心理学に興味があって、高2まで心理学科志望だったんです。高2の終わりに何を血迷ったか「理転」してしまったのですが……)。

子どもの心がどのように発達していくのかというのは実に体系的に研究されていて、それはとても興味深く、私自身も子育てをする上で参考にしたり活用したりしてきました。

その中でも特に私が「なるほど!」と感銘を受けたのが、スイスの心理学者、ジャン・ピアジェが提唱する「ピアジェの認知発達段階説」です。ここに、幼児期~小学生は、体験を通して学ぶことがもっとも適していると理由が隠されています。
詳しくはぜひ記事を読んでいただければと思います。

これからも、自分の子育てやライターとしての活動を通しての学びなどを中心に、算数・数学に関する記事にまとめていけたらと思っています。算数・数学好きの子を育てる子育てにお役立ていただけたら嬉しいです。

編集部メンバー⑥よしだしんや(吉田真也)

お次は、算数ゲームクリエーターで「算数のお兄さん」よしだしんやくんです。

算数ゲームクリエーター、算数のお兄さん:よしだしんやくん

よしだしんや(吉田真也)
<profile>
大学在学中から「算数のお兄さん」として活動を開始。math channelには立ち上げの段階から参画し、現在に至るまで主にコンテンツ開発を担当している。中高数学の教員免許保持。ゲームや工作と絡めた教材開発を得意とし、「算数ゲームクリエーター」の肩書も持つ。九九カードゲーム「kukupon!(くくぽん)」の考案者。マガジンでは、親子一緒に算数で「やさしい時間」を過ごせる遊びや話題をお届けします。

好評連載中の『math channel流 おうちで遊びながら学べる「算数ゲーム」』など12本の記事を書いてきたしんやくんが選んだ「いち推しMy記事」は、こちらです。

しんやくんコメント

みなさんこんにちは!算数クリエイター(算数ゲームクリエイター)のよしだしんやです!

私の「いち推しMy記事」は、おうちで遊びながら学べる「算数ゲーム」紹介シリーズです!

このシリーズでは、算数クリエイターである私が考案またはアレンジした算数ゲームを紹介しています。

おうちですぐに実践できるようにと図解を交えて遊び方の説明したところもそうですが、自分が特に推したいポイントは「活用方法・学びのポイント」の部分です!
紹介したゲームにはどのような算数の学びが含まれているのか、発展的に遊ぶためのアレンジ方法など、4つの観点から説明しています。

実は、この部分を考えるのが一番大変でした!
というのも、「学びの言語化」って予想以上に難しいんです……。加えて本シリーズではゲームタイトルを含めて4枚の画像に収める必要もあるので、短く、簡潔に書かなければならないという制約もありました。
短時間でさらっと読めるように書きましたが、それぞれに思いを込めていますので実際の学びに活かしていただけたら幸いです!

このシリーズで特に反響が大きかったのは、第3弾の「テトロレーダー」でした!
昭和のレトロゲーム「レーダー作戦ゲーム」を論理×図形のゲームにアレンジしています。math channelの習い事型講座や夏休みイベントでも特に盛り上がり、記事を読んでくださった方々からも「(実際にやってみて)面白かったよ!」の言葉をいただきました!

今後も新たな算数ゲームを紹介していきますので、ぜひ記事をご覧ください!

「テトロレーダー」横山明日希×よしだしんやの動画でも紹介!

編集部メンバー⑦ぬまちゃん(沼 倫加)

最後を飾るのは、math channelマガジン副編集長のぬまちゃんです!

math channelマガジン副編集長:ぬまちゃん(沼 倫加)

ぬまちゃん(沼 倫加)
<profile>
math channelマガジン副編集長。東京大学大学院 理学系研究科 地球惑星科学専攻 修了。文字を通じて算数の楽しさを伝えたいという思いでライターに。「なるほど!」と思えるような算数記事を届けるために奮闘中。math channelでは広報やワークショップ講師を務めている。

今年4月にmath channelマガジン副編集長に就任し、全ての記事の最終確認を担当しているぬまちゃん。これまで執筆した7本の記事の中からが選んだ「マイ ベスト 記事」は、やっぱりこちらです。

ぬまちゃんコメント

調べるのが一番大変で、ソフトクリームのお店に足を運んで取材もしたことで、自分が感動した!というのが一番の理由です。

街中で歩いていると、お店の近くに大きなソフトクリームの置き物をよく見かけるなと思いました。
そこで、ふと「この置き物って本物に忠実なのか……?」と疑問を持ったところがきっかけです。
置き物だけでなく、ミニチュアも調べたい!と思い、置き物、食べ物、ミニチュアの3つを算数の視点から比較しました。

より厳密に比較したく、全部同じメーカーが出しているもので比べているのがこだわりポイントです! なかなか見つからず、置き物、食べ物、ミニチュアすべてがあるお店に取材にまで行っています!

身の回りを算数でデザインする「算数デザイナー」として活動している私として、身の回りのものを算数で考えることでわかった、という1つの例で、推し記事に選びました!

あなたの推し記事も見つかりますように

編集部メンバーが選ぶ「いち推しMy記事」、いかがだったでしょうか。
算数・数学の記事は、こんな風に考えられながら作られているんだな~というのが少しでも伝わればと思っています。

そして、ぜひメンバーが選んだ「いち推しMy記事」のリンクをクリックして、記事を読んでいただけたらとても嬉しいです。
その記事の中から、あなたにちょっとした驚きや感動や学びが少しでも起きたなら、私たちにとってこれほどの喜びはありません。

そんな思いを込めて、3年目のmath channelマガジンを引き続き運営してまいります。
これからもmath channelマガジンをどうぞよろしくお願いいたします!

YouTubeライブ動画もぜひどうぞ!

気合いが入っているのか? ゆるいのか?
どちらともとれるこの雰囲気。
これこそがmath channelマガジン編集部なのかもしれません。
そんな私たちがお送りした1時間を、ぜひご覧ください!

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この記事を書いた人

ほん(洪愛舜)のアバター ほん(洪愛舜) math channelマガジンデスク/編集者・ライター

math channelマガジンデスク担当。育児・教育ライター/編集者。math channelお手伝いライター。立命館大学理工学部を卒業後、出版社勤務を経てフリーの編集・ライターに。特に育児・教育系の雑誌やwebメディアの企画、構成、取材、執筆や、書籍の編集・執筆に携わる。小学生1女1男2児の母。実は子どもがmath channelの講座を受講する保護者でもある。