数の性質を理解する力を養う!/math channel流 おうちで遊びながら学べる「算数ゲーム」第5弾!『偶数・奇数かるた』

math channelにてコンテンツ開発を担当している「算数ゲームクリエイター」ことよしだしんや(通称:しんやくん)です!

ご家庭で簡単に実践できて、楽しく算数のチカラを身に着けられるmath channel流の算数ゲームを紹介している本シリーズ。前回は「タングラムタワー」をご紹介しました!

第5弾の今回は、偶数・奇数かるたのご紹介です!

偶数・奇数かるた
 対象年齢 :6歳~
 プレイ時間:10分程度
 プレイ人数:3人~

偶数・奇数かるた

どんなゲーム?

「偶数・奇数カルタ」は、2つのグループに分けられた数字カードをとるカルタです!

数は2段階で読み上げられられます。「今から読み上げる数は『偶数』です!」のように、まずは偶数か奇数かが発表されます。続いて「その数は『12』です!」として、とるべきカードの数が読み上げられます。偶数か奇数かが分かったらそのグループの方に顔を向けるようにすることで、数を「分類する」「仲間分けする」といった「数の性質の概念」を身体を使って体験できます。

じゅんび

用意するもの
 数カード:1~20(各1枚)
 偶数・奇数カード(各1枚)

ゲーム準備
 じゃんけんで親(読み手)を決める。

※数カードと偶数・奇数カードは下のURLからダウンロード&印刷してご使用ください。
A4の用紙に印刷してください。)

≫≫数カードと偶数・奇数カード ダウンロード

じゅんび

あそびかた

※下のイラスト図解と合わせてご覧ください↓

偶数と奇数に分けて置く
数カードを偶数と奇数に分けて置きます。偶数と奇数が混ざらないように、カードの集まりは十分に離します。

偶数か奇数かを伝える
親は子に取ってもらいたい数を決め、まずはその数が偶数か奇数かを伝えます。子はどちらかの集まりに視線を動かしましょう。

数を伝える → カードを取る
次に親はその数を伝えます。子はその数のカードを取ります。慣れてきたら、いきなり数を伝えてもよいでしょう。

カードの枚数が多い人の勝ち
取るカードがなくなるまで繰り返します。獲得したカードの枚数が多い人の勝利です。

イラスト図解はこちら↓

あそびかた

活用方法・学びのポイント

数の性質の学習に

算数では、偶数・奇数、倍数や約数など、数そのものの性質を知っておくことが大切です。数の性質は、問題で問われるだけでなく、何気ない計算を賢く処理するチカラにもつながります。

数を分けて捉えるきっかけに

このゲームでは、1~20の数を「実際に」分けます。そして読み上げでは、数がどちらのグループに入っているかが最初に伝えられます。「数を分ける(分類する)」とはどういうことかを、身体を使って体験できるでしょう。

気づいたことを言ってみよう

偶数や奇数のそれぞれのグループを見て、お子さまに「何か気づいたことはあるかな?」と声をかけてみましょう。例えば、奇数の「一の位」を見てみるなど、気づくことがたくさんあります。

2つのテーブルでやってみよう

今回は、数カードを偶数・奇数で混ざらないようにある程度離して置きました。では今度は、テーブルを2つ用意して、偶数テーブルと奇数テーブルのように物理的に離してやってみましょう。

活用方法・学びのポイント

実際にキッズ算数教室でやってみた様子

math channelの小1、小2対象の習い事型クラス「キッズ算数教室」にて、偶数・奇数かるたをやってみました!

  • お友達と一緒にやることで、どんどんテンションが上がる!
  • ゲーム内に偶数・奇数が見分けられるようになった!
  • 1人で偶数・奇数かるたもできる!
  • 別の数字を書いて、ゲームで遊んでも面白い!
  • ブロックタイプは、13と15が見分けにくく難易度アップに!

という発言が出たり、様子が見られたりしました!
先生たちとも一緒にやって大いに盛り上がりました。

ぜひ、ご家族でも楽しんでいただけるかと思います!

次回の算数ゲーム紹介もお楽しみに!

(文責:よしだしんや)

算数ゲームで遊べる「キッズ算数教室」開講中

math channelの教室では、このような算数ゲームなど、実際の「もの」を使って体験的に算数を学べる「キッズ算数教室」を開講しています。

キッズ算数教室(小学1~2年生対象)
小学1~2年生を対象に数量・計算・単位・図形・論理のテーマをもとに、ブロックやアナログゲーム、パズルなど実際の「もの」をたくさん使って、手を動かしたり、視覚的に理解したりすることで、 「身の回りとの算数とのつながり」 「概念理解」 「あそびと創意工夫の力」が身に付くことを目指すクラスです。

詳細はこちらから↓

■バックナンバーはこちら

「偶数・奇数かるた」動画でも解説しています

算数ゲームクリエイターのしんやくんが、「数学のお兄さん」横山明日希先生と一緒に動画でも「偶数・奇数かるた」を解説しています。
こちらもぜひどうぞ!

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この記事を書いた人

よしだしんや(吉田真也)のアバター よしだしんや(吉田真也) 算数のお兄さん/ 算数ゲームクリエイター

大学在学中から「算数のお兄さん」として活動を開始。math channelには立ち上げの段階から参画し、現在に至るまで主にコンテンツ開発を担当している。中高数学の教員免許保持。ゲームや工作と絡めた教材開発を得意とし、「算数ゲームクリエーター」の肩書も持つ。九九カードゲーム「kukupon!(くくぽん)」の考案者。マガジンでは、親子一緒に算数で「やさしい時間」を過ごせる遊びや話題をお届けします。