math channelにてコンテンツ開発を担当している「算数ゲームクリエイター」ことよしだしんや(通称:しんやくん)です!
ご家庭で簡単に実践できて、楽しく算数のチカラを身に着けられるmath channel流の算数ゲームを紹介している本シリーズ。前回は「タングラムタワー」をご紹介しました!
第5弾の今回は、「偶数・奇数かるた」のご紹介です!
どんなゲーム?
「偶数・奇数カルタ」は、2つのグループに分けられた数字カードをとるカルタです!
数は2段階で読み上げられられます。「今から読み上げる数は『偶数』です!」のように、まずは偶数か奇数かが発表されます。続いて「その数は『12』です!」として、とるべきカードの数が読み上げられます。偶数か奇数かが分かったらそのグループの方に顔を向けるようにすることで、数を「分類する」「仲間分けする」といった「数の性質の概念」を身体を使って体験できます。
じゅんび
用意するもの
数カード:1~20(各1枚)
偶数・奇数カード(各1枚)
ゲーム準備
じゃんけんで親(読み手)を決める。
※数カードと偶数・奇数カードは下のURLからダウンロード&印刷してご使用ください。
(A4の用紙に印刷してください。)
あそびかた
※下のイラスト図解と合わせてご覧ください↓
① 偶数と奇数に分けて置く
数カードを偶数と奇数に分けて置きます。偶数と奇数が混ざらないように、カードの集まりは十分に離します。
② 偶数か奇数かを伝える
親は子に取ってもらいたい数を決め、まずはその数が偶数か奇数かを伝えます。子はどちらかの集まりに視線を動かしましょう。
③ 数を伝える → カードを取る
次に親はその数を伝えます。子はその数のカードを取ります。慣れてきたら、いきなり数を伝えてもよいでしょう。
④ カードの枚数が多い人の勝ち
取るカードがなくなるまで繰り返します。獲得したカードの枚数が多い人の勝利です。
イラスト図解はこちら↓
活用方法・学びのポイント
数の性質の学習に!
算数では、偶数・奇数、倍数や約数など、数そのものの性質を知っておくことが大切です。数の性質は、問題で問われるだけでなく、何気ない計算を賢く処理するチカラにもつながります。
数を分けて捉えるきっかけに!
このゲームでは、1~20の数を「実際に」分けます。そして読み上げでは、数がどちらのグループに入っているかが最初に伝えられます。「数を分ける(分類する)」とはどういうことかを、身体を使って体験できるでしょう。
気づいたことを言ってみよう!
偶数や奇数のそれぞれのグループを見て、お子さまに「何か気づいたことはあるかな?」と声をかけてみましょう。例えば、奇数の「一の位」を見てみるなど、気づくことがたくさんあります。
2つのテーブルでやってみよう!
今回は、数カードを偶数・奇数で混ざらないようにある程度離して置きました。では今度は、テーブルを2つ用意して、偶数テーブルと奇数テーブルのように物理的に離してやってみましょう。
実際にキッズ算数教室でやってみた様子
math channelの小1、小2対象の習い事型クラス「キッズ算数教室」にて、偶数・奇数かるたをやってみました!
- お友達と一緒にやることで、どんどんテンションが上がる!
- ゲーム内に偶数・奇数が見分けられるようになった!
- 1人で偶数・奇数かるたもできる!
- 別の数字を書いて、ゲームで遊んでも面白い!
- ブロックタイプは、13と15が見分けにくく難易度アップに!
という発言が出たり、様子が見られたりしました!
先生たちとも一緒にやって大いに盛り上がりました。
ぜひ、ご家族でも楽しんでいただけるかと思います!
次回の算数ゲーム紹介もお楽しみに!
(文責:よしだしんや)
算数ゲームで遊べる「キッズ算数教室」開講中
math channelの教室では、このような算数ゲームなど、実際の「もの」を使って体験的に算数を学べる「キッズ算数教室」を開講しています。
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「偶数・奇数かるた」動画でも解説しています
算数ゲームクリエイターのしんやくんが、「数学のお兄さん」横山明日希先生と一緒に動画でも「偶数・奇数かるた」を解説しています。
こちらもぜひどうぞ!