math channelにてコンテンツ開発を担当している「算数ゲームクリエイター」ことよしだしんや(通称:しんやくん)です!
ご家庭で簡単に実践できて、楽しく算数のチカラを身に着けられるmath channel流の算数ゲームを紹介している本シリーズ。前回は「積み木とりゲーム」をご紹介しました!
第3弾の今回は、「テトロレーダー」のご紹介です!
どんなゲーム?
「テトロレーダー」は、隠された相手の陣地の場所を当てるゲームです!
陣地の形は、正方形4つをつなげてできる「テトロミノ」。それをフィールドに配置して、お互いに1マスずつ当て合います。フィールドの限られた情報から相手の陣地を予想することで、論理的に考える力や、図形をイメージする力を養います。
じゅんび
用意するもの
フィールドシート(1人1枚)
テトロミノカード(10枚)
ついたて(1人1枚)
えんぴつ
ゲーム準備
①フィールドシートとついたてを配る。
②テトロミノカードは裏向きでシャッフルし、中央に置く。
※フィールドシートとテトロミノカード、ついたては下のURLからダウンロード&印刷してご使用ください。
(A4の用紙に印刷してください。)
あそびかた
※下のイラスト図解と合わせてご覧ください↓
① 自分の陣地を決める
テトロミノカードを2枚引き、その形に合わせて自分の陣地をぬります。カードは向きに注意して、相手に見えるように置きます。
② 相手の陣地にアタック!
じゃんけんをして勝った方から、相手のマスを1つだけ指定し、そこに陣地があるかどうか質問します(アタック)。
③ 当たったらもう1回チャレンジ!
当たった場合(ヒット)は、相手のフィールドのマスに鉛筆で〇をつけ、もう一度チャレンジできます。はずれた場合(ミス)は、相手の番となります。×をかいてメモしておきましょう。
④ すべての陣地を当てた人の勝ち
交互にこれをくり返し、先に相手の陣地をすべて当てた人が勝利です。
イラスト図解はこちら↓
活用方法・学びのポイント
論理的思考の練習に!
算数では、得られた情報を組み合わせて次を考えるというような「論理的思考」が大切です。このゲームにも、相手の陣地の全体を限られた情報から予想するという考え方が含まれています。
図形をイメージするきっかけに!
相手の情報が少しずつ明らかになると、図形の配置が分かってきます。頭の中で図形を動かしながら、考えられるパターンを「こうかな?それともこっちかな?」とイメージする必要が出てきます。
どこのマス分かるとお得かな!
お子さまが質問する番のとき、「『ここの当たり外れが分かれば、他のマス目も分かる』っていうところを相手に聞いてごらん」と声をかけてみましょう。1つの情報から次を考えるのが論理的思考のポイントです。
マス目を増やしてレベルUP!
今回はフィールドが縦横5マス計25マスの場合で説明しましたが、慣れてきたらマス目を増やして遊んでみましょう。また、陣地の形も正方形4つの形だけでなく、自由に設定してみてください。
実際にキッズ算数教室でやってみた様子
math channelの小1、小2対象の習い事型クラス「キッズ算数教室」にて、テトロレーダーをやってみました!
- 推理しながらできるので、楽しい!
- はじめのうちは、1枚のカードで出題者・解答者と分かれると、混乱せずにできる!
- ルールに慣れたら、交互にアタックして遊ぶことができる!
- 1マスヒットしたときに、どこにあるか予想を話して相手の様子を伺う戦略も!
- ×が続いたときに、「こっちはもうない!」と推理できる!
- ブロックの形によって、簡単・難しいがありそう!?
という発言が出たり、様子が見られたりしました!
先生たちとも一緒にやって大いに盛り上がりました。
ぜひ、ご家族でも楽しんでいただけるかと思います!
YouTubeでも解説しています!
ぜひぜひご家庭で試してみてください!
次回の算数ゲーム紹介もお楽しみに!
(文責:よしだしんや)
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math channelの教室では、このような算数ゲームなど、実際の「もの」を使って体験的に算数を学べる「キッズ算数教室」を開講しています。
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「テトロレーダー」動画でも解説しています
算数ゲームクリエイターのしんやくんが、「数学のお兄さん」横山明日希先生と一緒に動画でも「テトロレーダー」を解説しています。
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