算数ナゾトキを作ってみよう！「比」を楽しく習得できる「ずーさんの算数ナゾトキ」【後編】～自学にも使えるダウンロードプリントつき～

この記事は、
小学生のみんなに楽しく算数にふれてほしい算数ナゾトキ★クリエイターのずーさんが、

①何かよい自学（自主学習）の算数ネタってないかな？？
②もうちょっとゲームっぽく取り組める算数の問題ないの？？
③ちょっとだけ、かるーく、予習できたらいいな！

の声にお応えして、

を、出題&解説しちゃいましょう！

そして、さらに！

今お読みいただいているパパママ、もしくは小学生のみんなとナゾトキを作成しちゃいましょう！というものです♪

さて、前半ではこちらの算数ナゾトキを出題しました。

後編は、一緒にこんな算数ナゾトキを「作って」みましょう！
前編の算数ナゾトキを解きたい！という方は、どうぞ先にこちらをお読みください！

つくってみよう！

前半で出題したナゾトキはいかがでしたか？
「できたよ～！」の方も、「難しかった！」の方も、次は一緒に作ってみましょう！

↓こちらのPDFを使用するとより簡単です。

手順　1

まずは３つのてんびんを用意しましょう！
おもりをのせるてんびんをかいて、それぞれ「比」を設定します。

本当はいくつでもいいのですが、PDFのシートでは左から「1：5」「4：5」「2：3」にしています。
実は、数によってはこの先の作業が難しいかもしれません。
なので、「比」に慣れていない方はこちらの数値にしてみましょう！

手順　2

次に、２～4文字くらいの言葉を探します。

この言葉が答えになります！
何でもOKですが、「バナナ」や「もも」のような同じ文字を含むものは避けた方が無難です。

手順3

（答えの言葉の文字数）＋6だけ、おもりを並べてかきましょう。

手順4

いよいよここからが今回の算数部分です！
すべてのおもりの重さを決めていきましょう！

まずは、「1：5」のてんびんにのせることになるおもりの重さを決めましょうか。
1gと5gでも、2gと10gでも、10000gと50000gでも何でもできますが、
一の位が0で2ケタ～3ケタくらいの数がおすすめです。
（そう設定してもらえているとして、この先の説明を進めていきます。）

先に比の「１」になる重さを決めて、それに対して「5」にあたる重さを考えるとうまくいきますよ。

できた方は、「4：5」のてんびんにのせるおもりの重さを決めましょう。
さきほど決めた2つの数のうち、大きい方の数に近い40の倍数を考えてみて下さい。
その数を比の「4」にあたる重さにして、「5」にあたる重さも決めましょう。

最後に「2：3」のてんびんにのせるおもりの重さを決めます。
これまでの数に近い20の倍数のうち、まだ使ってない数はありますか？
あったら、それを「２」にあたる数にしてみましょう。
なければ、これまでより少し大きい数の中から20の倍数を探します。

決めたら、「３」あたる数を計算しましょう。
このとき、その数がすでに出てきていないかチェックしてくださいね。

もしかぶってしまった数があったら、そのときは「2」にあたる数を変更しましょう。
一筋縄ではいかないところも、謎作りの醍醐味です。

手順5

ここまできたらあと少し！
決めた6つの重さを小さい順にならべ、さらに答えの文字数分、重さを用意します。

あとは各重さにひらがなを一字ずつ振るだけ……なのですが、
ここで、本当にてんびんの組み合わせが想定したもの「しか」ないか、確認しておきましょう。

適当に付け足した3つの重さでもてんびんの「比」が作れてしまう場合があります。
いろいろな組み合わせで別解が出ないように試してみて下さいね！

それができたら！

手順6

てんびんに載せない重さに答えの文字を、
てんびんに載せることになる重さに適当な文字を振りましょう。

完成～！！

せっかくだから、楽しくね！

いかがでしたか？
ナゾトキに挑戦することで、「簡単な比に表す」ことを練習し、
作問することで、「同じ比になる値を求める」練習ができたかと思います！

今回の問題は、重さをいろいろ組み合わせた上で比を求めなければならなかったので、たくさん練習ができたのではないでしょうか！
そしてその過程で、
どんどん「比」への理解を深めていってくれたらうれしいです！

それでは、また次回の記事でお会いしましょう！

お読みいただき、

（文責：河野梓）

毎週出題しています！

ずーさんもせっせと作問中！
作った問題は私のXアカウントで公開していますので、よかったらのぞいてみてくださいね！

『算数ナゾトキ20』発売中☆

また、いろんな算数ナゾトキを20問集めた問題集も販売しています。

他の算数ナゾトキの記事はこちら