math channelにてコンテンツ開発を担当している「算数ゲームクリエイター」ことよしだしんや(通称:しんやくん)です!
ご家庭で簡単に実践できて、楽しく算数のチカラを身に着けられるmath channel流の算数ゲームを紹介している本シリーズ。前回は「10つくり神経衰弱」をご紹介しました!
第2弾の今回は、「積み木とりゲーム」のご紹介です!
どんなゲーム?
「積み木とりゲーム」は、指定された数の積み木をならべるゲームです!
ならべる積み木の個数は、めくったカードのマス目によって決まります。数を視覚的にイメージする練習ができ、くり上がり、くり下がりの計算の学習につながります。
じゅんび
用意するもの
積み木(1人10個)
問題カード(初級、中級、上級)
10マスシート(1人1枚)
ゲーム準備
①積み木と10マスシートを配る
②問題カードは裏向きでシャッフルし、中央に置く
※問題カードと10マスシートは下のURLからダウンロード&印刷してご使用ください。
(A4の用紙に等倍で印刷すると、2cm角の積み木がぴったりとならべられます)
あそびかた
※下のイラスト図解と合わせてご覧ください↓
① カードを1枚めくる
ジャンケンで順番を決め、勝った人から2枚のカードを表向きにします。カードは1枚ずつめくりましょう。
② 積み木をおく
めくったカードの数字を足して10になった場合、そのカードを獲得できます。違う場合は、裏向きに戻します。
③ くり返す
めくったカードの数字を足して10になった場合、ボーナスとしてもう一度チャレンジすることができます。
④ カードの枚数が多い人の勝ち
これを全員で場のカードがなくなるまで繰り返します。獲得したカードの枚数が多い人の勝利です。
イラスト図解はこちら↓
活用方法・学びのポイント
数をイメージする練習に!
小学1年生では、数を図的なイメージで捉えるために「数図(すうず)」を学びます。数を図でイメージできることで、指を使った計算から頭の中での計算に移行しやすくなります。
数の操作を目と手で実感!
カードを見て実際の「もの」である積み木を動かすことで、頭の中で図を操作するイメージを目で見て手で触って実感できます。この具体的な体験が、子どもの「数感覚」を豊かにするでしょう。
5のカタマリを意識してみよう!
1個ずつ数えるのも良いですが。5個を基準に考えるのが効果的です。8個の積み木を並べる場合、「まず5個とってきて6、7、8と数えると、もっと早くできるよ!」と声かけをしてみてください。
中級、上級にもチャレンジ!
今回は初級カードで説明しましたが、他にも中級カード(あといくつで10個になるか数える)、上級カード(ランダムに並んだマスの数を数える)があります。ぜひチャレンジしてみてください。
実際にキッズ算数教室でやってみた様子
math channelの小1、小2対象の習い事型クラス「キッズ算数教室」にて、積み木とりゲームをやってみました!
- 楽しくできた!
- 初級→中級→上級とやる中で、慣れていって早くできるようになった!
- 上級をやるときに、カードをみて「2と4、あわせて6」などと確認するようにした!
- 子どもたちが自発的に、あわせて6のカード・あわせて5のカードを仕分けしていた!
- 1人でやって、タイムアタックもできそう!
という発言が出たり、様子が見られたりしました!
先生たちとも一緒にやって大いに盛り上がりました。
ぜひ、ご家族でも楽しんでいただけるかと思います!
YouTubeでも解説しています!
ぜひぜひご家庭で試してみてください!
次回の算数ゲーム紹介もお楽しみに!
(文責:よしだしんや)
算数ゲームで遊べる「キッズ算数教室」開講中
math channelの教室では、このような算数ゲームなど、実際の「もの」を使って体験的に算数を学べる「キッズ算数教室」を開講しています。
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「積み木とりゲーム」動画でも解説しています
算数ゲームクリエイターのしんやくんが、「数学のお兄さん」横山明日希先生と一緒に動画でも「積み木とりゲーム」を解説しています。
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