はじめまして、宇都木といいます。
初めて記事を書いていますので簡単に自己紹介をしたいと思います。
私は子どものころから算数・数学の問題を解いたり、パズルで遊んだりすることが好きです。
私のこれまでについて紹介していただいているインタビュー記事がありますのでこちらもよかったらご覧ください。
math channelには、算数・数学での遊び方を広められればと思い参加しています。
最近は趣味で立体パズル(特にルービックキューブ)を様々解いているので、その面白さを皆さんにも伝えていければと考えています。
なぜパズルが好きなのか?
私がパズルが好きな理由の一つとして、「ひらめき」を体験できるからというのがあります。

「ひらめき」を体験することによって、いろいろなパズルが解けるようになってどんどん取り組みたくなります。
今回は、そんな私の好きな理由である「ひらめき」の体験を皆さんにも感じてもらえたらと思い記事にしました。
ぜひ一緒にやってみましょう!
パズルにおける「ひらめき」とは?
私が考える「ひらめき」とは、試行錯誤を繰り返すことで現れるラッキーだと考えています。
それを体験するために、私のパズルへの取り組む方である下の3つを紹介します。
パズルへの3つの取り組み
- とにかく試す
- 自分のできることを探す
- 解けなくなったら視点を変えてみる
この取り組みの中で「ひらめき」がありますので、ぜひ最後までお読みください。
今回使う算数パズルとは?
パズルと聞くと、ルービックキューブのような図形的なパズルをまず思い浮かべるかもしれませんが、「ひらめき」を体験できるパズルとして「知識がなくても思考で解ける」パズルがおすすめです。
「知識がなくても思考で解ける問題」として使えるパズルとしては、
- 15パズル
- ペンシルパズル
- 一筆書き
などがあります。
今回は、その中でも「15パズル」を使って「ひらめき」の体験を一つ紹介します。
15パズルとは
15パズルとは、1~15の数字が書かれているピースをスライドさせて4×4の大きさのボードに順番通りに並び替えるパズルです。
15パズルに取り組みながらぜひ読んでみてもらえたらうれしいです。

15パズルを使って「ひらめき」を体験!
1. とにかく試す
一番大切なことはあきらめずに頭と手の両方を動かし続けることです。
この先の2つの取り組み方を実行するためにも、たくさん試すことがとても重要です。
ぜひ諦めずにパズルに挑戦してみてください。
最初はフラストレーションがたまることもあると思いますができるようになるとそれを吹き飛ばす楽しさ、喜びを得ることができます。
お子様がいる保護者の方は、お子様ができるようになるまでサポートをしていただけると、パズルの楽しさに触れてもらえると思います。

2. 自分のできることを探す
いきなり15ピースを考えるのは難しいので、まずは3ピースだけの場合を考えてみましょう。
図のように、左の状態から右の状態に直してみてください。

今回の場合は空いている場所にピースを反時計回りに回すようにスライドさせれば完成させることができます。

それでは次は5ピースではどうでしょうか。

まずは1を左上に持っていくために5つすべてを反時計回りに回してみましょう。
次に2を正しい位置にするために右の3つを時計回りに回しましょう。
これで完成です。
基本的に空いている場所をずらして、時計のように回すのを複数回行えば解けます。

このように、パズルでは一度に全体を考えるのではなく、部分的に注目するのが解けるようになる一つのポイントです。
3. 解けなくなったら視点を変えてみる
それでは15ピースに戻って、下の場合を考えてみましょう。

まずは、小さい数字からそろえていきましょう。
まだそろっていない数字は5なので10を下にずらして真ん中の7つを時計回りに回しましょう。
次に6を揃えるために真ん中の右6つを時計回りに回しましょう。
これを繰り返していけば少し大変ですがそろえることができそうです。


ここで、最初の状態に戻って、そろえる数字を変えてみましょう。
今度は8から揃えてみます。
8を正しい位置にするために10を下ろして真ん中8つを時計回りに回します。
すると7も正しい位置に来ました。
次に5を正しい位置に揃えるために左下6つに注目します。
これを反時計回りに回すと、なんと1から10まで揃えることができました。


視点や考え方を変えることでかなり楽にパズルが解けることがあります。
ラッキーな要素ももちろんありますが、頭を柔軟にしてたくさん試した結果が成功体験につながっています。
他にも「ひらめき」体験は様々なやり方がありますが、この経験があるとパズルが楽しくなります。
「ひらめき」ができると、パズルが楽しくなる!
今回は「ひらめき」という言葉をキーワードにパズルへの取り組み方をお話ししました。
繰り返しにはなりますがどんなに難しいパズルでもたくさん試して一つ自分ができることを見つけてみてください。
それを見つけた先に「ひらめき」がきっとあなたを待っています。本記事がパズルを取り組むきっかけになれば幸いです。
(文責:宇都木一輝)