math channelにてコンテンツ開発を担当している「算数ゲームクリエイター」ことよしだしんや(通称:しんやくん)です!
ご家庭で簡単に実践できて、楽しく算数のチカラを身に着けられるmath channel流の算数ゲームを紹介している本シリーズ。前回は「ドキドキ時計占い」をご紹介しました!
第11弾の今回は、「おトクにしきつめゲーム」のご紹介です!
どんなゲーム?
「おトクにしきつめゲーム」は、お題の図形をより少ない個数のパターンブロックでしきつめるゲームです!
使用するパターンブロックは、三角形、ひし形、台形、六角形の4種類。問題シートの図形を、三角形のマス目に沿ってブロックで敷き詰めていきます。ただ敷き詰めるだけでは、普通のパターンブロックの遊び方。このゲームでは、勝つためにはより少ない個数で敷き詰めることが求められます。「より少なく」というルールによって、一度置いたブロック同士をつなぎ合わせて別のブロックで置き換えたりすることで、図形を分割(あるいは結合)して捉える力を養います。
じゅんび
用意するもの
パターンブロック(ない場合はパターンブロックシートを印刷し、切り取って代用ください)
問題シート(全4種、オリジナル問題作成用マス目シート付き)
ゲーム準備
・使用する問題シートを決める
・問題シートを人数分コピーする
※問題シートは下のURLからダウンロード&印刷してご使用ください。
(A4の用紙に等倍で印刷すると、お手持ちのパターンブロックがぴったりとならべられます。)
※パターンブロックをお持ちでない場合は、問題シートの後に付いている「パターンブロックシート」を印刷して、切り取ってご使用ください。
あそびかた
※下のイラスト図解と合わせてご覧ください↓
① 制限時間を決める
みんなで制限時間を決めます。少し短いくらいの時間の方が盛り上がります。
② 問題シートの太枠にしきつめよう!
パターンブロックをお題シートの太枠にしきつめます。空いているマスがないようにピッタリとしきつめましょう。
③ より少ない個数を目指そう!
しきつめが終わって時間が余っていたら、ブロックを入れ替えてより少ない個数を目指しましょう。(制限時間オーバーに注意)
④ 一番少ない個数でしきつめた人の勝ち
制限時間になったらゲーム終了です。しきつめた個数が一番少ない人の勝利です。未完成の場合は負けになるので注意しましょう。
イラスト図解はこちら↓
活用方法・学びのポイント
図形を分割してとらえる練習に!
四角形は2つの三角形に分けられるなど、図形分野では形を分割してとらえる見方が大切です。このゲームでたくさん遊んで、問題シートの形がピースの形で分かれて見えるようになりましょう。
図形をつなげて見るきっかけに!
このゲームでは、より少ないピースで問題シートを埋める必要があります。そのため、一度置いたピースを見ながら、自然と複数のピースを結合して違うピースへと交換するようになるでしょう。
他のピースで作れないかな?
お子さまが、より少ないピースで問題シートを埋めるのが難しい場合は、一度埋めきったシートを一緒に見ながら、例えば「ここの三角形3つを別のピースで作れないかな?」と声かけをしてみてください。(例の場合:台形のピース)
好きな形でやってみよう!
問題シートの形は、自由に変えてOKです!付属の「三角形の方眼(マス目)用紙」の線をなぞりながら、オリジナルの問題シートを作ってみましょう!(人数分コピーをとると対戦できます)
実際にキッズ算数教室でやってみた様子
math channelの小1、小2対象の習い事型クラス「キッズ算数教室」にて、おトクにしきつめゲームをやってみました!
- 短時間で熱中できる!
- 「なるべく少なく」というルールがとっても新鮮!
- 記録が更新されると、「もっと少なくしてみる!」と前のめりになって取り組めた!
- 黄色(正六角形)のピースを上手に使うと少なくできることに気づいた!
- 誰かが新しい答えを発見すると、みんなで大盛り上がり!
という発言が出たり、様子が見られたりしました!
先生たちとも一緒にやって大いに盛り上がりました。
ぜひ、ご家族でも楽しんでいただけるかと思います!
次回の算数ゲーム紹介もお楽しみに!
(文責:よしだしんや)
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