ずーさんずーさんの『だったら算数ナゾトキ!』のページへようこそ!
この記事は、
小学生のみんなに楽しく算数にふれてほしい算数ナゾトキ★クリエイターのずーさんが、
①何かよい自学(自主学習)の算数ネタってないかな??
②もうちょっとゲームっぽく取り組める算数の問題ないの??
③ちょっとだけ、かるーく、予習できたらいいな!
の声にお応えして、
ずーさんだったらコレ!算数ナゾトキ!
を、出題&解説しちゃいましょう!
そして、さらに!
今お読みいただいているパパママ、もしくは小学生のみんなとナゾトキを作成しちゃいましょう!というものです♪

「比」をかるーくおさらい!
今回のナゾトキは小6であつかう単元である「比」にかかわるものです。
必要となる知識があるので、小5以下の読者のためにもさらっと「比」についてお話ししておきましょう。
「比」は、2つ以上の数や量を比べた時にその関係を表すものです。
たとえば、紅茶と牛乳の比を「5:2」にしたミルクティーが好きな太郎くんのことを考えてみます。
「:」の読み方は「対(たい)」で、「5:2」は「5たい2」と読みますよ。
さあ、ここでいきなり問題!
次のうち、太郎くんが好きなミルクティーはどれでしょう?

正解は、「C」です。「C」のミルクティーは紅茶の量を「5」と捉えた場合に牛乳の量が「2」になっていますね。これが、太郎くんの好きなミルクティーの味です。
ちなみに「A」と「B」のミルクティーは、紅茶と牛乳の比がそれぞれ「1:1」や「5:1」だと表現できます。
太郎君にとって、「A」のミルクティーは牛乳が多すぎるし「B」のミルクティーは牛乳が足りないのが想像できますか?「5:2」というのは、太郎くんにとってベストな紅茶と牛乳のバランスを表しているといえます。
では、そのまま第2問!
次のうち、太郎君が好きなミルクティーはどれでしょう?

でも、しっかり「5:2」のミルクティーを探してください!
正解は「A」です。
え??「A」は「10:4」じゃないのかって???
いい指摘です!
確かに、紅茶の量を「10」と捉えた場合に牛乳の量は「4」ですね。
でも、こんな風に捉えてみると……

紅茶の量「5」に対して牛乳の量は「2」だと考えられますよね。
実は、「10:4」と「5:2」は同じ比なんです。
2つの量の関係、バランスが同じなら、数が違っていても同じ比といえるわけです。
さあ、それをふまえて最後の問題!
次のうち、太郎君が好きなミルクティーはどれでしょう?

自信をもって選べましたか?
答えは「A」!
これは、比の「1」にあたる量を「20mL」と考えれば上手く説明できます。
「A」の紅茶の量は100mLなので、20mLが(100÷20=)5つ分、
牛乳の量は40mLなので20mLが(40÷20=)2つ分、
やはり、紅茶と牛乳の比は「5:2」であるといえるのです。
いかがでしょうか?
ここまでで「比」がなんとなくつかめたぞ!という方は、ぜひ次のナゾトキ問題に挑戦してみてください!
問題

↓注意(ちゅうい)!この下にヒントがあります↓
ヒント1
まずは「れい」をみましょう。

さきほどの「比」の説明を読んでくれた方なら、「れい」にかかれている数字がどんなものかピンとくるのではないでしょうか!
↓次のヒント↓
ヒント2
四角いプレートに書かれているのはまさに「比」ですよね。
どうやら左と右の重さの比がプレートの通りになるようにのせたら良いようです。
↓次のヒント↓
ヒント3
3つの天秤に上手くのせられましたか?
難しい方は真ん中の天秤から取り掛かってみると楽かもしれません!
↓次のヒント↓
ヒント4
すべてのせられたら、指示通り残ったおもりに書かれた文字を読みましょう!
(この先に解答があります)
…
…
…
解答
答えは「つりあい」です!
どうでしょう、できましたか?
なぜ「つりあい」になるのか、解説していきましょう!
解説
ヒントでお伝えしたように、それぞれのてんびんにおもりをのせて、
その重さの比がプレートの比と同じになるようにすればいいんでしたね。
ためしに、重さの比が「5:4」になるような2つのおもりを探してみましょう。
おもりはすべて10g単位なので、50gの倍数であるような重さがあれば、それを比の「5」にあたる数として、対応する「4」にあたるの数を探すことができそうです。候補の中で50gの倍数であるのは50g、150g、200gですね。
それぞれの重さが比の5にあたる場合に4となる重さを求めてみると……
50÷5=10、10×4=40
150÷5=30、30×4=120
200÷5=40、40×4=160
この3つとなりますが、候補にあるのは120gだけですね。
よって、「5:4」のてんびんにのせるおもりは「こ」と「わ」が書かれたおもりです。
同様に「1:4」になるような2つのおもりをさがしてみると、
これまた50gの「み」と200gの「よ」しかないことがわかります。
ここまでくれば候補はだいぶ少なくなりますね。
残りの80g、90g、140g、180g、210g、240gから重さの比が「2:1」になるような2つを選べばいいわけです。
いろいろ試してみてもいいですし、
比の「2」にあたる重さは比の「1」にあたる重さの2倍と考えてもいいですよ。
いずれにせよ、その2つは90gと180gです。
したがって、残りの80g、140g、210g、240gのおもりに書かれた文字を読むと、
答えは「つりあい」となるのでした!
いかがでしたでしょうか。
今回は「比」に関する算数ナゾトキを出題しました。
比は、2つ(以上)のものを比べてその関係を表現したものであること、つかんでくれたら嬉しいです!
後編では、いよいよこれと似た謎解きを作っていきますよ!
後編はこちら!
それでは、また後編の記事でお会いしましょう!
お読みいただき、

(文責:河野梓)
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