図形が学べて、自分でも作れる!ずーさんの算数ナゾトキ

ずーさん

ずーさんの『だったら算数ナゾトキ!』のページへようこそ!

この記事は、
小学生のみんなに楽しく算数にふれてほしい算数ナゾトキ★クリエイターのずーさんが、

①何かよい自学(自主学習)の算数ネタってないかな??
②もうちょっとゲームっぽい算数の問題ないの??
③ちょっとだけ、かるーく、予習できたらいいな!

の声にお応えして、

ずーさん

だったらコレ!算数ナゾトキ!

を、出題(しゅつだい)&解説(かいせつ)しちゃいましょう!
そして、なんと!今お読みいただいているパパママ、もしくは小学生のみんなとナゾトキを作成しちゃいましょう!というものです♪

さあ、元気にいきますよ!

対称(たいしょう)な図形×ナゾトキ

記念すべき初回にあつかう単元は、(正式には)小6で習う「対称な図形です。
ただ、「ひっくり返したり点をつないだりする」というルールは、年長の子でも理解できるかと思いますので、どの学年でも取り組めると思います!

GO!GO!

トライしてみてください!

問題

では、さっそく出題です!
(下にヒントをおいていきますので、見たくない方はスクロースせずに画像(がぞう)だけ表示がおすすめ)

よくみて気づいたことをあげてみよう!

↓この下にヒントがあります↓

ヒント1

上の2つをよく見てみると、右側は左の形を2つ、くっつけたような形になっていませんか?

↓次のヒント↓

ヒント2

「ハウス」の形も「スター」の形も、真ん中の縦線(たてせん)折るとぴったり重なる図形です。

次のヒント↓

ヒント3

左の図に線を描き足して、右と同じ形にしてみましょう。

それぞれの線上にある点を読むと、「ハウス」「スター」ができますね。

解説

答えを導くには、まずいちばん下の左にある図形に線を描き足して、全体の図形にする必要があります。点がいろいろあるので注意しながら、形をよく見て鏡になった気分で描いてみましょう。

すると、こんな形ができますね。

「あ!ハートだ!」と思ったあなた!焦りは禁物です(笑)
答えのワードは、各点の文字で作られるはず。通っている点は「サ」「ク」「ラ」なので……

答えは「サクラ」でした!

このような、半分にぴったり折れる図形を線対称(せんたいしょう)な図形といいます。
今回は「対称な図形」の中でも線対称な図形をあつかっていますよ!

つくってみよう!

いかがでしたか?「簡単だった!」の方も、「やられた!」の方も、次は一緒に作ってみましょう。

作問なんてできるのかな??と思うかもしれませんが、できるできる!だいじょーぶ!
ずーさん

この単元が「ちょっと苦手だな。」というお子さんには、どうぞパパママが作って類題にしてあげて下さい。
「自学としてやってみたい!」というお子さんは、ずーさんとレッツ・トライ!

作成にはこちらのPDFを印刷すると便利です。

手順1

まずは身のまわりや本などをみて、線対称な図形を探してみましょう。「折ったらぴったり重なる」がポイントです。思いつかない人は今回は魚でやってみましょうか。

こんなイメージで!
ずーさん

さぁ、どこで折ったらぴったり重なるかな?

手順2

折り線が図の真ん中の赤線上になるように、鉛筆でかるーく線を描きます。

このとき赤線にあわせた線を、その図形の対称の軸といいます!

このとき、できるだけ直線で、マスの交点を利用して書いてみましょう。

魚ならこんな感じ。

頭を上にしましたよ!
鉛筆でうすーくね!
ずーさん

ちゃんと線対称な図形が描けたか不安な場合は、この時点でおうちの方に確認してもらってくださいね!

手順3

形の名前を決めましょう。2文字~4文字だとGOOD。
そして、文字数に合わせて図形の線上に点を打ちます。基本的には上から文字を当てましょう。

「ハマチ」でもOKですよ!
ずーさん

お子さんのための類題の場合、形からは悟られないように上からではなくしたり、全く別の単語にしてもよい(魚の場合、「クルマ」など)と思います!

手順4

他のダミーの点を、線ではないところに打ちます。そして適当に文字をつけます。
あえて答えと1字ちがいの言葉を見つけてその文字を入れると、難易度(なんいど)が上がります!

ずーさんはこの作業がいちばん好きです(笑)

手順5

左側の線と右側の点・文字をペンでしっかりなぞり、インクが乾いた後に右側のえんぴつで描いた線を消しゴムで消したら出来上がり!!

いっちょあがり~!

せっかくだから、楽しくね!

いかがでしたか?
ナゾトキに挑戦することで、「線対称な図形を描く」
作問することで、「線対称な図形をみつける」・「対称の軸を探す」ことができたかと思います!

そして作ったからには、誰かに出題したいですよね♪
同じような発想で「点対称な図形」を作ってもいいですし、
違うタイプの問題を作ってみても、絶対面白いと思います!
そしてその過程で、どんどん「対称な図形」への理解を深めていってくれたら嬉しいです!

それでは、また次回の記事でお会いしましょう!

お読みいただき、

ありがとうございました!

(文責:河野梓)

毎週出題しています!

ずーさんもせっせと作問中!
作った問題は私のXアカウントで公開していますので、よかったらのぞいてみてくださいね!

『算数ナゾトキ20』発売中☆

また、いろんな算数ナゾトキを20問集めた問題集も販売しています。

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この記事を書いた人

考えぬく力を育てる 教えてくれない算数パズル塾Pazoo 主宰。 学年や教科書内容に囚われず、算数の感覚がつかめる問題や試行錯誤を楽しむ問題を作成し、『難しい問題はラッキー』を合言葉に教室を運営している。 その他、「生きる力を育む」をコンセプトにした塾や地域の子育て支援などを通して、日々子どもと戯れている人。 math channelではコンテンツ制作に関与し、算数パズルやクイズのネタを探っている。 早稲田大学商学部卒。中3、小6&小3の子どもを育てる3児の母(photo by 大江香子)