math channelにてコンテンツ開発を担当している「算数ゲームクリエイター」ことよしだしんや(通称:しんやくん)です!
ご家庭で簡単に実践できて、楽しく算数のチカラを身に着けられるmath channel流の算数ゲームを紹介している本シリーズ。前回は「ピクセル」をご紹介しました!
第9弾の今回は、「式ミッケ!」のご紹介です!
どんなゲーム?
「式ミッケ!」は、式と答えが成立する3枚のカードを探してとるカルタです!
場には9枚のトランプカードが置かれ、例えば「2」+「5」=「7」のように式と答えが成立するような3枚のカードを探します。その見つけた3枚はすべて取って自分のポイントに。場のカードはなくなったらどんどん補充されるので、テンポよく探してとりましょう。カルタのルールを通して計算を何回もくり返すことで、計算力を楽しみながら養います。
じゅんび
用意するもの
トランプ:1~10(4種類、40枚)
ゲーム準備
カードをシャッフルする。
あそびかた
※下のイラスト図解と合わせてご覧ください↓
① カードを配置する
9枚のカードを表にしてタテ3枚ヨコ3枚にならべます。残りのカードは裏のまま全員に、おおよそ均等な枚数になるように配ります。
② 式と答えを探してカードをとる
先攻からタイルを1枚だけ動かして、自分の手元の図形カードと同じ形を作ります。作れたらその形のカードをカー「よーい、ドン!」の合図で、場のカードから式と答えが成立する3枚のカードを探してとります。1人が3枚すべて獲得できます。
③ カードを補充する
カードをとったら、手持ちのカードから3枚を表にして補充します。手持ちのカードがない場合は、他の人に補充してもらいましょう。
④ 一番多くカードを獲得した人の勝ち
カードをとる・補充する間にも、他の人はゲームを続けることができます。場のカードで式と答えが作れなくなったら終了です。一番多くカードを獲得した人の勝利となります。
イラスト図解はこちら↓
活用方法・学びのポイント
計算の反復練習に!
算数でやっぱり大切な計算力。身につけるためには、ある程度の反復練習が必要になってきます。このゲームでは、その反復練習を楽しく行うことができます。
「答え→式」の練習もできる!
カードを素早く探すためには、例えば「5」を見て「1+4」や「2+3」を探すといった方法が必要になります。このように答えから式を考えることは、数の感覚を養うために効果的です。
〇でどんな式が作れる?
カードの枚数が9枚と多いため、お子さまがどこから目をつけるべきか混乱してしまう場合があります。そのときは、「5はどんな式で作れるかな?」と声かけをして、探すべきカードの見当がつけられるようにサポートしてあげてください。
×÷もまぜてみよう!
今回はカードの数字を足したり引いたりしましたが、慣れてきたら掛けたり割ったりしてみるのも良いでしょう。また、例えば1と2で「12」とするなど、2枚で2桁の数を作るのも面白いです。
実際にキッズ算数教室でやってみた様子
math channelの小1、小2対象の習い事型クラス「キッズ算数教室」にて、式ミッケをやってみました!
- まずは、足し算だけのルール、それから引き算のルールでやったら楽しめた!
- 前半は足し算、後半は引き算でやると、難易度UP!
- 毎回1位になる人が違うので、レベル差を気にせず楽しめる!
- お友達同士でどんな計算ルールにするか自由に決めてやっていた!
- 1回の実施時間が短いので、何回もできる!
- 楽しすぎて「もっとやりたい!」との声も!
という発言が出たり、様子が見られたりしました!
先生たちとも一緒にやって大いに盛り上がりました。
ぜひ、ご家族でも楽しんでいただけるかと思います!
次回の算数ゲーム紹介もお楽しみに!
(文責:よしだしんや)
算数ゲームで遊べる「キッズ算数教室」開講中
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「式ミッケ!」動画でも解説しています
算数ゲームクリエイターのしんやくんが、「数学のお兄さん」横山明日希先生と一緒に動画でも「式ミッケ!」を解説しています。
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