math channelにてコンテンツ開発を担当している「算数ゲームクリエイター」ことよしだしんや(通称:しんやくん)です!
ご家庭で簡単に実践できて、楽しく算数のチカラを身に着けられるmath channel流の算数ゲームを紹介している本シリーズ。前回は「九九かるた」をご紹介しました!
第8弾の今回は、「ピクセル」のご紹介です!
どんなゲーム?
「ピクセル」は、タイルを動かして目的の形を作り、手札を捨てていくゲームです!
手札は5枚ずつ配られ、そのカードには正方形のタイルで作られた図形が載っています。盤面のタイルを1枚動かして手札の図形が作れると、そのカードを捨てることができます。相手よりも先にすべてのカードを出し切りましょう。盤面と手札を見比べてどのタイルを動かすべきか考えることで、図形を頭の中で変形・移動する力を養います。
じゅんび
用意するもの
タイル(5枚)
図形カード(43枚)
ピクセルシート
ゲーム準備
①じゃんけんで先攻後攻を決める。
②図形カードをシャッフルする。
※タイルと図形カード、ピクセルシートは下のURLからダウンロード&印刷してご使用ください。
(A4の用紙に印刷してください。)
あそびかた
※下のイラスト図解と合わせてご覧ください↓
① 図形カードを5枚ずつ配る
図形カードを5枚ずつ配り、表向きにして手元にならべます。残りのカードは山札となります。あらかじめ山札から1枚めくってカードおきばに置き、その形をタイルで作っておきます。
② タイルを1枚動かす → カードを捨てる
先攻からタイルを1枚だけ動かして、自分の手元の図形カードと同じ形を作ります。作れたらその形のカードをカードおきばに捨てます。再度動かしてもう1枚だけ捨ててもOK。
③ パスの場合は1枚引く
同じ形を作れない場合は、山札から1枚引き、手元のカードに加えます。引いたカードの形が作れる場合は、その場でタイルを動かしてカードを捨てることができます。
④ 先にカードをなくした人の勝ち
交互にくり返し、先に手元のカードをすべて出し切った人の勝利です。よく似た形のカードがあるので注意して出しましょう。
イラスト図解はこちら↓
活用方法・学びのポイント
図形を変形する練習に!
図形の分野では、与えられた図形を面積が変わらないように変形する場面が出てきます。今回のゲームにも、図形を一度切り離してもう一度くっつけるという変形が行われています。
頭の中で操作するきっかけに!
このゲームでは、盤面の形と手元のカードの形を見比べてどのタイルを動かすのか考える必要があります。形には様々な種類や方向があるため、自然と頭の中で変形・移動するようになるでしょう。
似ているところはないかな?
お子さまが動かすべきタイルを見つけるのが難しい場合は、「このカードの形とタイルの形、似ているところはないかな?」と声かけをしてみましょう。形が違う部分が動かすタイルになります。
カードを動かさないでやってみよう!
どのタイルを動かそうか選ぶとき、手元のカードの向きを色々と変えることで考えやすくなると思います。そこで慣れてきたら、手元のカードを触らずに考えることで、より効果的に練習できます。
実際にキッズ算数教室でやってみた様子
math channelの小1、小2対象の習い事型クラス「キッズ算数教室」にて、ピクセルをやってみました!
- 最初のうちは3枚のカードでやってみてもいいかも!
- 形が同じかどうかを常に確認しないといけないかも…!
同じような形がいくつもあるので、ゲーム性アップ! - お友達と一緒に形が作れるか考えることもできる!協力プレイもできる!
- 最初の形をどこに置くかがポイント!端に作れないことも…
という発言が出たり、様子が見られたりしました!
先生たちとも一緒にやって大いに盛り上がりました。
ぜひ、ご家族でも楽しんでいただけるかと思います!
次回の算数ゲーム紹介もお楽しみに!
(文責:よしだしんや)
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「ピクセル」動画でも解説しています
算数ゲームクリエイターのしんやくんが、「数学のお兄さん」横山明日希先生と一緒に動画でも「ピクセル」を解説しています。
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