math channelにてコンテンツ開発を担当している「算数ゲームクリエイター」ことよしだしんや(通称:しんやくん)です!
ご家庭で簡単に実践できて、楽しく算数のチカラを身に着けられるmath channel流の算数ゲームを紹介している本シリーズ。前回は「テトロレーダー」をご紹介しました!
第4弾の今回は、「タングラムタワー」のご紹介です!
どんなゲーム?
「タングラムタワー」は、ピースをつないでタワーを作り、その長さ(高さ)を競うゲームです!
ピースは、同じ長さの「辺」同士がくっつくようにつなげます。7つのピースを上手くつなぎ合わせて、より長い(高い)タワーを作りましょう。同じ長さの辺はどこか、ピース一つひとつをじっくり調べることで、図形を細かく観察する力を養います。
じゅんび
用意するもの
タングラム(1人1セット)
タワーシート(1人1枚)
ゲーム準備
印刷したタングラムは、画用紙などの厚紙に貼り付けて切り取ってください。
※このゲームでは「清少納言の知恵板」という特殊なタングラムを使います。
※タングラムとタワーシートは下のURLからダウンロード&印刷してご使用ください。
(A4の用紙に印刷してください。)
あそびかた
※下のイラスト図解と合わせてご覧ください↓
① タングラムを配る
タングラムを1セットずつ配ります。
② 土台となるピースを決める
土台となるピースをみんなで一つ決めます。そのピースを同じ向きで地面に置きます。辺が地面につくようにしましょう。
③ ピースを長くつなげる
当たった場合(ヒット)は、相手のフィールドのマスに鉛筆で〇をつけ、もう一度チャレンジできます。はずれた場土台の上に他のピースをつなげて、より長い(高い)タワーを作りましょう。つなげるときは、同じ長さの辺同士がくっつくようにしなければなりません。制限時間は30秒です!
④ 一番長い(高い)人が勝ち
30秒たったら終了です。一番長い(高い)タワーを作ることができた人の勝利です。計測にはシートの目盛りを活用しましょう。
イラスト図解はこちら↓
活用方法・学びのポイント
図形の性質をとらえる練習に!
図形は「辺」や「頂点」、「角」など、いろいろな観点で性質をとらえることが大切です。このゲームで遊びながら、それぞれのピースについて、特に「辺」の性質を発見しましょう。
「辺」に注目するきっかけに!
このゲームでは、ピースをつなぐために、同じ長さの「辺」同士を合わせる必要があります。様々なつなげ方を試しながら、ピースごとに辺を一つひとつ確認することで、図形を細かく観察する練習ができます。
さらに長くしてみよう!
お子さまが一度完成できたら、「途中のピースを回したり、ひっくり返したりしてごらん」、「ピースをいれかえてごらん」と声をかけてみましょう。向きや順番のちょっとした変化で長さがぐっと伸びることも。
別のタングラムでチャレンジ!
今回は日本のタングラムを使用しましたが、実はタングラムには他にも色々な種類があります。それぞれに形の構成が異なり、タワーの伸び方も変わるので、ぜひチャレンジしてみてください。
実際にキッズ算数教室でやってみた様子
math channelの小1、小2対象の習い事型クラス「キッズ算数教室」にて、タングラムタワーをやってみました!
- 最初のうちは7つのピースをひとつなぎに並べられるだけですごい!
- 5つのピースからはじめてみるのもおすすめ!
- お友達のタワーと見比べて、どのピースの置き方が違うかを探すことも学びになる!
- 三角形や平行四辺形をどの向きで置くのかがポイント!
- 繰り返すうちに「これはつなげられる形があまりない」などの気づきの声も!
- 一人遊びとして、どのピースを一番下すると高いタワーを作れるのか、遊んでみるのもあり!
という発言が出たり、様子が見られたりしました!
先生たちとも一緒にやって大いに盛り上がりました。
ぜひ、ご家族でも楽しんでいただけるかと思います!
次回の算数ゲーム紹介もお楽しみに!
(文責:よしだしんや)
算数ゲームで遊べる「キッズ算数教室」開講中
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「タングラムタワー」動画でも解説しています
算数ゲームクリエイターのしんやくんが、「数学のお兄さん」横山明日希先生と一緒に動画でも「タングラムタワー」を解説しています。
こちらもぜひどうぞ!