論理的思考力を養う!/math channel流 おうちで遊びながら学べる「算数ゲーム」第6弾!『数あてゲーム』

math channelにてコンテンツ開発を担当している「算数ゲームクリエイター」ことよしだしんや(通称:しんやくん)です!

ご家庭で簡単に実践できて、楽しく算数のチカラを身に着けられるmath channel流の算数ゲームを紹介している本シリーズ。前回は「偶数・奇数カルタ」をご紹介しました!

第6弾の今回は、数あてゲームのご紹介です!

数あてゲーム
 対象年齢 :7歳~
 プレイ時間:10分程度
 プレイ人数:2人

数あてゲーム

どんなゲーム?

「数あてゲーム」は、相手が決めた数の「大きさ」と「場所」を当て合うゲームです!

数は1~5から3つを選び、横に並んだ3つのマスに記入します。お互いに1か所ずつ、数の大きさと場所を質問していき、全部分かったら相手より先に宣言しましょう。質問するごとに得られる情報を上手く組み合わせて考えることで、「論理的思考力」を養います。

じゅんび

用意するもの
 数字記入カード(1人1枚)
 結果記入シート(1人1枚)

ゲーム準備
 じゃんけんで先攻後攻を決める。

※数字記入カードと結果記入シートは下のURLからダウンロード&印刷してご使用ください。
A4の用紙に印刷してください。)

≫≫数字記入カードと結果記入シート ダウンロード

じゅんび

あそびかた

※下のイラスト図解と合わせてご覧ください↓

数字記入カードに数を書く
数字記入カードの3つのマスに、1~5の数から3つを選んで記入します。同じ数を2回書くことはできません。相手に見えないように注意しましょう。

数の「場所」と「大きさ」を質問する
先攻から相手の数の「場所」と「大きさ」を質問します。相手は、場所と大きさが合っていたら「あたり」、どこかにその数がある場合は「あり」、ない場合は「なし」と答えます。

相手の数を宣言する
1か所ずつ質問を交互にくり返します。相手の3つの数の場所と大きさがすべて分かったら「宣言」できます。ただし、質問した後に宣言はできません。次の自分の番まで待ちましょう。

先に宣言して当てた人の勝ち
先に宣言して当てた人の勝利です。ただし、先攻が先に宣言した場合、後攻にも次番にて宣言権があります。そこで後攻も当てた場合は引き分けになります。(宣言に失敗した場合は、その時点で相手の勝ちとなります。)

イラスト図解はこちら↓

あそびかた

活用方法・学びのポイント

論理的思考の練習に

算数で大切なチカラの一つに論理的思考力があります。例えばこのゲームには、「もしここが●なら、ここは▲だろう」のように、特に「場合分けする」考え方(仮説思考)が含まれています。

情報を整理するきっかけに

このゲームには、質問の結果を記入する「結果記入シート」がついています。このシートに沿って相手からの回答をまとめていくことで、情報を整理したり、読み取ったりする体験ができます。

可能性のある数字は何かな?

お子さまが混乱している様子のときは、最初から一つに決めようとせず、「『あ』の場所にはどの数字なら大丈夫かな?」「『う』に絶対入らない数字は何かな。」などの声かけをしてみましょう。

数の範囲を変えてチャレンジ

今回は1〜5の数で説明しましたが、慣れてきたら1〜9のように数の範囲を広げて遊んでみましょう。また、数字のダブりをOKにするなど、ルールを自由にアレンジして遊んでみてください。

活用方法・学びのポイント

実際にキッズ算数教室でやってみた様子

math channelの小1、小2対象の習い事型クラス「キッズ算数教室」にてやってみました!

  • 先生vsみんな でやると盛り上がる!当てようとしてみんなで協力して考えられる!
  • 「あたり」がないときでも、数字を予想することができる!
  • お友達の結果から予想する練習にも!
  • どこの数字を言うかがとても大事!

ぜひ、ご家族でも楽しんでいただけるかと思います!

次回の算数ゲーム紹介もお楽しみに!

(文責:よしだしんや)

算数ゲームで遊べる「キッズ算数教室」開講中

math channelの教室では、このような算数ゲームなど、実際の「もの」を使って体験的に算数を学べる「キッズ算数教室」を開講しています。

キッズ算数教室(小学1~2年生対象)
小学1~2年生を対象に数量・計算・単位・図形・論理のテーマをもとに、ブロックやアナログゲーム、パズルなど実際の「もの」をたくさん使って、手を動かしたり、視覚的に理解したりすることで、 「身の回りとの算数とのつながり」 「概念理解」 「あそびと創意工夫の力」が身に付くことを目指すクラスです。

詳細はこちらから↓

「数あてゲーム」動画でも解説しています

算数ゲームクリエイターのしんやくんが、math channelマガジン編集長横山明日希先生と一緒に動画でも「数あてゲーム」を解説しています。
こちらもぜひどうぞ!

■バックナンバーはこちら

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この記事を書いた人

よしだしんや(吉田真也)のアバター よしだしんや(吉田真也) 算数のお兄さん/ 算数ゲームクリエイター

大学在学中から「算数のお兄さん」として活動を開始。math channelには立ち上げの段階から参画し、現在に至るまで主にコンテンツ開発を担当している。中高数学の教員免許保持。ゲームや工作と絡めた教材開発を得意とし、「算数ゲームクリエーター」の肩書も持つ。九九カードゲーム「kukupon!(くくぽん)」の考案者。マガジンでは、親子一緒に算数で「やさしい時間」を過ごせる遊びや話題をお届けします。