「算数あそび」といわれてどんなものを想像しますか?
2人でトランプを使うゲームあそびや、身体を動かして算数的なものを探すあそびなど、「算数あそび」といっても様々なものがあります。
今回は、計算が好きというお子様にぴったりな、そして紙と鉛筆があればできてしまう算数あそびを紹介します!
その名も「パスカルの三角形を作ってみよう」です。
パスカルの三角形を作ってみよう!どんな遊び方をする?
ではさっそく、遊び方を紹介します!
- こちらのPDFデータをダウンロードしてください!
- 一番上の〇に「1」を書きます。そのあと、右下と左下の〇に同じく「1」を書きます。以降、一番端の〇には「1」を入れていきます。それ以外の〇には、上にある2つの数を足した数を書き入れていきます。図のように数が埋まっていきます。
- ②をずっと繰り返していきます。後半、桁が大きくなってきて難しくなってきたら電卓を使ってもOKです!
ただ数字を入れていくだけの遊びに見えますが、驚きの遊び方は記事の最後にご紹介します!
どんな学びがある?
視覚的に面白い形なので、楽しく計算練習することができます。また、完成形を眺めていると、意外な発見をできるはずです。
例えば、こんなにたくさんの〇がある大きな三角形。
実際に完成させると、こちらになります。
一番左の列には当然「1」が並びますが、そのひとつとなりの列には1から順に数が並んでいます。そしてさらにひとつとなりの列に注目すると……?
ぜひ、どんな法則があるか考えてみて下さい。
並んでいる数を見て何か気づいたことはあるかな?
真ん中に並んでいる数はどんな数かな?
など、親子で考えてみても面白いかもしれませんね!
奇数の〇に色を塗ると、「シェルピンスキーのギャスケット」に!
最後に、あっと驚くワークがあります。それは、「奇数」だけを塗りつぶしていくと面白い模様が浮かび上がってきます!(偶数だけ塗っても反転した同じような模様になります)
その模様とは、こちら!
なにか不思議な法則で三角形のような模様が並んでいます。この模様には「シェルピンスキーのギャスケット」という名前がついており、また違った算数数学の話に繋がっていきます(ここでは、この話は省略します)。
こういった色々な発見があることが、算数の面白さのひとつなのです。ぜひ、実際に作ってみて下さい!