math channelにてコンテンツ開発を担当している「算数のお兄さん」ことよしだしんや(通称:しんやくん)です。
算数ゲームクリエーターとしても活動していて、九九カードゲーム「kukupon!(くくぽん)」を考案しました。
みなさんこんにちは!
2月と言えば、バレンタインデー!
チョコレートが食べたくなる季節です。
今回はチョコレートについて、私の「算数体験」をご紹介します!
日常で感じた算数を書いてみる、いわば「算数日記(ブログ)」ですね。
タイトルは「お菓子な算数」なんてどうでしょう?
楽しみながら読んでいただければと思います!
10個入り!?
ロッテさんから発売されている「バッカス」チョコレートをご存じでしょうか?
中にお酒(ブランデー)が入っていて、冬季限定で発売されています。
冬も近づいてきたある日。
スーパーで買い物をしていたときのことです。
平積みされているバッカスを手に取ると、何となく軽く感じる……
まさか!と思い、パッケージの商品詳細を見てみると……
やっぱり!!!
12粒入りが10粒入りに変わっていました(涙)。
原材料の値上がりが原因なのかもしれませんね。
そこでふと気になったのは、その10粒の「並び方」。
12粒の場合だと、タテ3粒×ヨコ4粒が一般的ですよね。
森永製菓さんから出ている「ダース」チョコレートの並び方です。
ちなみに「ダース」とは「12」の意味です。鉛筆12本入りのことを1ダースと言いますね!
並び方を予想してみる
10粒の場合だと、いったいどんな並びで入っているのか?
まずは予想してみることにしました。
チョコ1粒のタテヨコ比は、1対1.5と仮定して考えます。
まずは、タテ2ヨコ5の並び方。
2×5=10ですね。
これだと横幅が長すぎますね。
パッケージの形状と見比べると無理がありそうです。
そこで考えたのが下の図の特殊パターン。
まずは横向きのチョコをタテ3ヨコ2に並べます。
その後、左右に縦向きのチョコを2個ずつ付ければ出来あがり。
少し強引な感じがしますが、確かに「2+6+2=10」で10粒ある!
これならタテヨコの幅もパッケージとの相性がよさそう!
ということで満を持して開封してみました。
(ドキドキ…)
いよいよ開封!
恐るおそる中を取り出してみると……
そっちかぁ!!!
なんとトレイの方が特殊な形状をしていたのです!
今までのシンプルな長方形のトレイを想像していたので、これは思いつきませんでした!
レンガのような見た目の並べ方ですね。
3+4+3=10で10粒。
なるほどです!完全に一本取られました!
ちなみに実際に測ってみるとタテヨコ比は1対1.5ではありませんでした…これも残念!
このままでは終われないですね。何か算数ネタで返したい!
ということで、こんなことを考えてみました。
トレイをチョコに合わせて変形させれるのだったら、
「1+2+3+4=10」でどうでしょう!
「1、2、3、4の連続した数の並び」、「ピラミッドのような見た目」が美しいですよね!
開封した時の驚きも演出できるかもしれません。
幹をつければクリスマスツリーにも。
でもこれを工場の生産ラインで実現可能なのか……。
その辺は良しとしましょう!
最後に
バッカスチョコレートをめぐるミニドラマ、いかがだったでしょうか?
「10」はキリが良いだけでなく、図的なイメージが面白い数でもあります。
日常を算数の目で見てみると、何気ない出来事がちょっとしたワクワクに変わるかもしれませんね!
ぜひ、みなさんも探してみてください!
(文責:よしだしんや)